助産師の仕事の魅力

看護師として働いていると、助産師の仕事に魅力を感じる方も多いと思います。妊婦さんが妊娠してから出産までの期間、そして出産後には赤ちゃんとお母さんのケアを行う助産師のお仕事には、たくさんの魅力があります。

1つ目は、命が誕生する場面に立ち会えることです。多くの助産師は、命が誕生する瞬間はとても尊く、その魅力があるから普段の大変な苦労やストレスも乗り越えられると感じていると思います。10人の妊婦さんがいれば、妊娠期間中のトラブルや経過は10通りあるといっても過言ではありません。そうした期間にはお母さんに寄り添い、出産をサポートし、その後、無事に赤ちゃんと共に退院していく患者さんを見送ることは、助産師にとっては大きなやりがいでしょう。
2つ目の魅力は、一人の患者さんと1年以上という長い期間付き合うことによって、人間関係や信頼関係が芽生えるという点です。病棟勤務をする看護師の多くは、急性医療に携わっており、一人の患者さんが長期間入院することは少ないかと思います。しかし助産師なら、女性が妊娠してから出産、そして赤ちゃんがある程度の年齢になるまでずっとお付き合いができます。そこで育む人間関係や信頼関係は、助産師のみが感じられる喜びといえるでしょう。
3つ目の魅力は、社会に貢献できるという点です。助産師のお仕事は、出産に立ち会って介助することだけでなく、地域で暮らす青少年に対して正しい性教育をしたり、家族計画について指導したり、幅広くあります。そうした活動や職務を通して地域社会に貢献できることは、助産師にとっては大きな魅力といえると思います。

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